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2023.08.15
「Pick & Shoot! in 沖縄」 イベントレポート FIBAバスケットボールワールドカップ2023 ユースリーダー 中戸川紗理
2023年8月25日からフィリピン・インドネシア・日本(沖縄)にて開催される 「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」 の1ヶ月前イベントに合わせて、「Pick & Shoot! in 沖縄」を7月30日に実際に沖縄グループステージが行われる沖縄県沖縄市の沖縄アリーナで開催いたしました。
私たちユースリーダーは、日本組織委員会と共に、バスケットボールのルールを取り入れた対戦型ゴミ拾いゲーム 「Pick & Shoot! (詳しくはこちら) 」の考案・イベントの企画を行ってきました。
今回は、「FIBA BASKETBALL WORLD CUP 2023 ONE MONTH TO GO FESTIVAL IN OKINAWA」 の実施と合わせて、7月30日 (日) に沖縄アリーナにて 「Pick & Shoot!」 を開催しました。
今回の1ヶ月前イベントには、大会のローカル・アンバサダーであるB.LEAGUEに所属する琉球ゴールデンキングスよりマスコットのゴーディー、沖縄県出身の芸人として活躍するガレッジセール ゴリさんがゲストとして参加しました。
「Pick&Shoot!」 は ゴミ袋をバスケットボールに見立て、一般ゴミは2P、資源ごみは3Pとして2チームで拾ったゴミの得点を競う、バスケットボールのゲーム要素を楽しみながら資源ごみの分別について学ぶゲームです。
参加者はチームブラック、チームホワイトの2チームに分かれ、チームブラックにはゴリさん、チームホワイトにはゴーディーがヘッドコーチとして付き、参加者と共に作戦会議を行いました。
その後、30分間チームメンバーと協力しながら清掃活動を行いました。参加者のみなさまが積極的に清掃活動に取り組んでいる姿が印象的でした。
このような機会だからこそ、普段は何気なく通り過ぎてしまう場所へ目を向けるなど、日常の中における環境保全への一歩を踏み出してくれたのではないかと思います。特に、ゲストのゴリさんが、率先して様々な場所にあるごみを見つけ、参加者と共有しながら取り組むことで、全員で清掃活動を進めることが出来ました。
試合終了後には、ヘッドコーチを中心にコミュニケーションをしっかりと取り、分別を行いました。参加者のみなさまはチーム内で協力し、役割分担を行いながら作業を進めることで、スムーズにゴミの分別を行うことができました。
そして、ゴミ拾い対決の最後に結果発表を行いました。参加者はゴリさんとゴーディーが持つ特製のバスケットボールゴールにゴミ袋を投入し、得点を集計していきました。チーム全員で得点を声に出すなど大いに盛り上がったほか、子どもたちが積極的にゴミ袋を入れる役割を果たしてくれたこともあり、ゲストの方々を含め参加者全員で一体となって楽しむことが出来ました。
最後に、ゴリさんの合図でハドル(バスケットボールにおける円陣のこと)を組み、健闘を称え合うと同時に、今後も環境に優しくいられるように全員で声を揃えました。
沖縄アリーナの周りを清掃した今回の 「Pick & Shoot! in 沖縄」 は、大会そして参加者のみなさまにとって特別な機会になったのではないかと思います。
イベント終了後には、ゴリさんにワールドカップや環境保全の取り組みについてインタビューしました。
【質問内容】
1. ワールドカップが沖縄で開催されることについてどのような点が楽しみかなどを教えてください。
2. 今回ワールドカップをきっかけにゴミ拾いと環境保全のメッセージを伝えていく活動に参加していただきましたが、活動に関する感想を教えてください。
今回のイベントを通して、環境問題の解決へは日常の小さな気付きや配慮が重要であることを再認識すると同時に、ユースリーダーとしての活動に大きな意義を感じることが出来ました。参加者自身がこの街でバスケットボールを愛し、そして自分達の手で守っていく、これはただバスケットボールを楽しむだけではなく、コミュニティのことを考え豊かな地域を築くきっかけになると確信しています。
「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」までいよいよ1ヶ月を切りました。
私たちは、これからも「バスケットボールを通して豊かな社会を築く」というミッションを胸に、メッセージを伝え続けていこうと思います。
※1 ユースリーダーとは
FIBA財団のユース・リーダーシップ・プログラムは、青少年が自分自身と地域社会のために明るい未来を創造するためのスキルと機会を与えるものです。このプログラムでは、バスケットボールを通じてリーダーシップとライフスキルを学びます。ユースリーダーたちは、Basketball For Good の精神を世界中に広げながら、地域社会にインパクトを与えるプロジェクトを立ち上げています。