AKATSUKI JAPAN

Okinawa2023 日本代表応援サイト

特集記事

2023.08.18

琉球ゴールデンキングスの#14岸本隆一、#24田代直希が語る“地元開催” FIBAバスケットボールワールドカップ2023の注目点、さらに地元情報を紹介

2023年8月に開幕するFIBAバスケットボールワールドカップ2023沖縄ラウンド。バスケットボール熱が高い沖縄で開催されるワールドカップをより楽しむために、琉球ゴールデンキングスの#14 岸本隆一選手と#24 田代直希選手に、ワールドカップに期待することや注目選手、沖縄アリーナの魅力や沖縄のおすすめスポットを聞いてみた。

 

世界のトップのバスケットボールを身近で感じる絶好のチャンス

 

――もうすぐ沖縄でFIBAバスケットボールワールドカップが開催されます。ワールドカップに期待することは?

田代 何年も前から「沖縄でワールドカップが開催される」ことは意識していて、この大会を成功で終わらせることがまず目標だと思います。一人でも多くの沖縄の方々、日本の方々が楽しんでもらえる大会になれたらいいかなと思います。

岸本 各国のトップレベルの選手が沖縄に来てプレーするということは、世代を問わずバスケットボールファンにとってすごく楽しめる大会になると思うので、まずはバスケットボールのレベルの高さを肌で感じて欲しい。そしてワールドカップを通じて、沖縄にとっても日本にとっても、バスケットボールがより親しみのあるスポーツになるきっかけになる大会になって欲しいと思います。

――とりわけバスケットボール人気の高い沖縄でワールドカップが開催される意味とは?

岸本 沖縄の方々にとってバスケットボールは本当に身近なスポーツで、バスケットボール自体を楽しめる人がたくさんいる地域です。今回のワールドカップを通して、沖縄の方々が(その世界の)バスケットボールのレベルの高さや試合の雰囲気を感じて、いつもとは違う感情になれることがひとつの醍醐味だと思いますし、一番大きな意味があると思います。


「ワールドカップを機会に沖縄でなく、日本の人たちがバスケットボールに親しみを持ってほしい」と岸本は期待する

――ワールドカップ出場国で注目している国や選手は?

田代 沖縄にルカ・ドンチッチ(スロベニア)が来るのを、生で見てみたいなと思います。もちろん応援しているのは日本代表なので、いい結果につながればいいなと応援しています。

岸本 実際に日本代表として戦う選手のほとんどがBリーグで一緒に戦っている選手たちなので、僕らも気持ちが入るのですごく楽しみです。

注目している選手は、オーストラリアにパティ・ミルズという選手がいるんですけど、小柄なんですけど独特の得点力があって魅力的な選手なので、沖縄の子どもたちが彼のプレーを見て何か感じるものがあると思うので、そこも一つ楽しみかなと思います。

――田代選手と岸本選手が幼少期に憧れた選手ベスト3は誰でしたか?

岸本 定番ですけどやっぱりマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズ他)。すごく憧れましたし、マイケル・ジョーダンのフェードアウェイシュートを実際に真似してみたけど出来なかったなというのは覚えています。

僕が小学生の頃はアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・76ers他)が全盛期で、今まで見たことのないタイプの選手だったし、バスケットボール以外でもかっこいいなって思う選手でした。
あと1人はジェイソン・ウィリアムス(元サクラメント・キングス他)。めちゃくちゃトリッキーなプレーをする選手で、シュートは同じ2点なんですけど、本当に2点以上の価値があるような雰囲気を一瞬で作り出せる選手だったので、すごく惹かれていたと思います。

田代 やっぱりアイバーソンかぶっちゃったな(笑)。彼はルックスといい全てにおいて「かっけー」って幼少期ながら感じた選手だったので、一番最初に好きになったのはアイバーソンでしたね。僕がNBAを見始めた頃はもうジョーダンが引退していたので、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)とレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)はすごく思い入れのある選手で、ずっと見てきた選手です。スコアラーにすごく魅了されていたんだなと、思い返すと感じますね。


「子どものころのあこがれはアイバーソン」と田代

 

世界基準の沖縄アリーナを楽しんでほしい


沖縄出身の岸本ならではの推しのお店やスポットもチェック

――沖縄アリーナでプレーしている立場から見て沖縄アリーナの注目ポイントは?

田代 アリーナをお客さんとして利用することはほぼ無いですが、プレーヤーとして魅力を感じるのは、やっぱりお客さんとコートの距離が近いこと。お客さんがすごく密度高く一体感があると感じますね。

岸本 今まで日本でこんなアリーナでバスケットボールをプレーするということが無かったので、全てにおいて注目できる場所がたくさんあると思います。それは選手目線でも、お客さん目線でも、全てが今までにない場所になっています。

なおかつBリーグの試合だったり、ワールドカップのような本当のトップレベルの選手がここで競技をすることで、より日常とは違う空間を生み出せる。そこが沖縄アリーナの一番の魅力だと思います。

――沖縄のおすすめ観光・グルメスポットを教えてください

田代 やっぱり沖縄アリーナから近い場所でもある沖縄市の「コザ一番街」ですね。沖縄アリーナでイベントやバスケットボールを見た後に行く場所としては、コザ一番街と沖縄アリーナとセットですね。コザ一番街に行けば何かしら楽しめるポイントは絶対あると思うし、飲食店もいっぱいあるので、コザ一番街全体が僕はすごくおすすめです。

岸本 コザ一番街の隣にある「ゲート通り」もおすすめですね。僕も幼少期に名護市から沖縄市まで遊びに行って、親にゲート通りまで連れて行ってもらい、外国人が営業してるバスケットボール用品を扱っているお店で買い物をした記憶もあります。
他の場所にはあまり無いお店がたくさんあるので、ゲート通りを歩くだけでも外国に来たような気持ちになると思いますし、すごくおすすめの場所です。

田代 沖縄市以外なら、北谷町にあるアメリカンビレッジですかね。異世界な感じと、ちょっと現実離れした街並みを見て楽しめると思いますし、飲食店もいっぱいあるのでおすすめです。

岸本 僕は田舎育ちなので、個人的に好きなのは本島南部の南城(なんじょう)市のような、海が本当に綺麗で、人も少なくてゆっくりできるような場所がすごく好きです。沖縄にはそんなゆっくりできる場所がたくさんあると思いますし、僕自身もまだまだ知らない場所がいっぱいあります。

――海外からワールドカップへ訪れる方々へおすすめの場所はありますか?

田代 外国人の方にもアメリカンビレッジはおすすめですね。英語が通じるお店も多いですし、外国人の方は初めての日本だと、なかなか日本のマナーや文化が分からない点もあると思うんですけど、外国のような雰囲気が漂っているアメリカンビレッジなら過ごしやすいと思いますし、外国人の方々の感覚に合うような気がします。

岸本 せっかく沖縄に来ていただける方が多い機会ですので、ぜひ沖縄の料理などを楽しんでいただけたらと思います。 沖縄そばが美味しいお店もたくさんありますし、そういった場所でより沖縄を感じていただきたいです。

――ちなみに、個人的おすすめの沖縄そば屋さんはどこですか?

岸本 皆さんと一緒になっちゃうかもしれませんが、沖縄アリーナ近辺で言えば北谷町にある謝苅そば(じゃーがるそば)や、浜屋そば(はまやそば)ですかね。宜野湾市に行くなら根夢(ごん)という沖縄そば屋がおすすめですね。

――ワールドカップを通じて、子どもたちにバスケットボール選手のここをぜひ見てほしいという点は?

田代 もちろん各国代表選手のスキルも見てもらいたいですが、彼らのパッション、情熱、ハングリーさ、アグレッシブさはすごいものがあります。僕も海外のチームと対戦した経験がありますが、そういうバスケットボールに取り組む姿勢は、日本人とはまた違うものを持ってるので、それはすごく勉強になると思います。

彼ら代表選手のエナジーの出し方とか、表現の仕方などを見てもらいたいですね。

岸本 子どもたちそれぞれに自分が好きなプレーなどがあると思うので、それに近い各国代表選手のプレーを見て、ぜひ何か感じてもらいたいなと思います。

そしてワールドカップは、それぞれの国の代表選手が「自分の国を背負って戦う」大会なので、勝っていくチームがどういった一体感を持って戦っているのか、特にベンチでの振る舞いを子ども達には見て欲しいです。実際、ベンチに座っている選手たちも、自分が所属するクラブに戻れば、エース級の選手がほとんどです。そんな中で、プレーしていないにも関わらず、どうやってチームに貢献しているのかを見て欲しい。

そこから学ぶというより「なぜそういう振る舞いになってるのか」「国の代表として出ている選手たちはどういった責任感を持ってプレーしているのか」をぜひ感じてもらえたらいいなと思います。

コラム一覧

チケットを購入する

  1. バスケ ワールドカップ 2023
  2. コラム
  3. 琉球ゴールデンキングスの#14岸本隆一、#24田代直希が語る“地元開催” FIBAバスケットボールワールドカップ2023の注目点、さらに地元情報を紹介