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2023.10.17

FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 インターンプロジェクト 活動報告レポート

FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 インターンプロジェクト」活動報告レポート
インターン 遠藤アユム、岡積優希、岸本洋汰、中戸川紗理、渡邊瑛


8月25日にフィリピン・日本・インドネシアの三か国で開幕した「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」は9月10日、ドイツ代表が初めてネイスミス・トロフィーを手にして幕を閉じました。日本代表、通称「AKATSUKI JAPAN」も48年ぶりとなる自力でのオリンピック出場権獲得という歴史に残る偉業を残すなど、多くの方が各国のプレーに熱狂と感動を覚えたことだと思います。

私たちインターンは、2023年4月から大会終了までの約半年間、「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」の盛況と、バスケットボールを通じた社会貢献、特に環境問題の啓発に向けて様々な活動に取り組んできました。ここで、私たちがこれまで実施した活動についてお伝えします。

①FIBA Foundation Youth Leader WorkShop(文責:中戸川紗理)  

 2023年4月28日から30日にかけて、FIBA Foundationによるワークショップがフィリピンのマニラで行われました。インターンから2名が日本からのユースリーダー(※1)として参加し、共同開催国であるフィリピン、インドネシアのユースリーダーと共に、Basketball For Goodという合言葉を元にバスケットボールを通して各国の問題を解決する方法を考え、議論し、各国で行うMascot Education Program(大会公式マスコット「JIP」を活用した啓蒙活動)のアイデアを作成しました。日本に帰国した後フィードバックをもらいながら、どのように子どもたちに環境問題について考え、行動してもらえるようになるのかということを試行錯誤しました。ここで学んだ内容が、日本で実施した後述の3RアクションとPick & Shoot!の考案につながり、多くのイベントを通して環境を守る大切さを届けることが出来ました。

 また、マニラでは「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 組み合わせ抽選会」にも出席させていただき、大変貴重な経験を積むことが出来ました。

※1 ユースリーダーについて
FIBAファンデーションのユース・リーダーシップ・プログラムは、青少年が自分自身と地域社会のために明るい未来を創造するためのスキルと機会を与えるものです。このプログラムでは、バスケットボールを通じてリーダーシップとライフスキルを学びます。ユースリーダーたちは、Basketball For Good の精神を世界中に広げながら、地域社会にインパクトを与えるプロジェクトを立ち上げています。

 

②3Rアクション(文責:岸本洋汰)

 3Rアクションとは、バスケットボールを楽しみながら資源を守るためのキーワード「3R 」への理解を深め、環境保全のためにできるアクションを学ぶプログラムです。「リデュース(ゴミを減らす)」について学ぶドリブルアウェイ、「リユース(再使用)」について学ぶリユースアシスト、「リサイクル(再利用)」について学ぶリサイクルシューターの3つから構成されています。主に「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 1ヶ月前イベント in 渋谷」や「FIBA公式ファンゾーン(沖縄県那覇市奥武山公園)」などで実施することができました。200人以上の子どもたちに参加していただき、バスケットボールを楽しむ様子がたくさん見られて、この活動の意義を実感しました。多くの子どもたちにとって、このプログラムが「バスケをより好きになる」、そして「環境問題について考えてみる」きっかけになったのではないかと感じております。

 

③Pick & Shoot!(文責:岡積優希)

 Pick & Shoot!とは、バスケットボールのルールを取り入れたごみ拾いゲームで、インターンも企画から実施を主体的に進めてきました。このイベントは、3Rアクションと同様に「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 1ヶ月前イベント in 渋谷」や「FIBA公式ファンゾーン(沖縄県那覇市奥武山公園)」など全国各地で実施され、たくさんの子どもたちとバスケットボールのルールを通じて、街のごみ拾いを楽しく行うことが出来ました。子どもたちが真剣な眼差しでごみを拾い、そして分別について考える姿を見ることが出来て、とても素晴らしいイベントを実施することが出来たと感じました。このイベントを通じて、子どもたちが環境問題をより主体的に捉え、日々の生活に活かしてくれていたら嬉しいです。



 

④大会期間中の活動(文責:遠藤アユム、渡邊瑛)

 大会期間中は、沖縄アリーナとファンゾーンにて活動を行いました。沖縄アリーナでは、Rights Protection Program、メディア対応、マーケティングチームでの活動を行いました。それぞれの仕事において、関係者とコミュニケーションを密に取りながら仕事を行うこと、臨機応変に対応できるようにあらゆる事態を想定しておくことの大切さと難しさを感じた2週間でした。

 

 また、FIBA公式ファンゾーン(沖縄県那覇市奥武山公園)での株式会社モルテン様のブースにおいて、3RアクションとPick & Shoot! 2つのプログラムを実施しました。

3Rアクションには日本だけでなく各国の子どもたちが参加したほか、元女子日本代表の伊集南さんによるバスケットボールクリニックを開催しました。また株式会社モルテン様主催のピックアップゲームやシュートチャレンジをお手伝いしたほか、沖縄県の皆様と協力しながらPick & Shoot!の運営を行いました。

プログラムの創案から運営までインターン生が主体的に取り組んだだけでなく、企業や自治体の皆様と共にイベントを作り上げる貴重な経験をすることが出来ました。そして子どもたちがバスケットボールを楽しみ、また環境問題への意識を高めることが出来たことからも、2つの重要な要素を両立させ成果を得ることができたと考えています。

 

 上記以外にも、インターンの期間中は、本当に数多くの企画、イベントに携わらせていただきました。私たちの活動を支えていただいた、組織委員会やFIBA Foundation をはじめとする関係者の方々、そしてイベントに参加していただいた、ワールドカップを楽しんでくれた全ての人に感謝申し上げます。

「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」インターンとしての活動は終了しますが、ここでの経験を糧にしてそれぞれの夢や目標に向かって精進していきたいと思います。

最後に、インターン5名のコメントを掲載いたします。

遠藤アユム
 インターンとして活動した大会までの半年間で、かけがえのない経験を得ることができました。学生という立場ではありますが、沖縄大会の熱狂、日本代表の躍進、そして今後のバスケットボール界の発展に、少しでも貢献できていれば嬉しいです。

岡積優希
 インターンとしてこのような素晴らしい大会に携わり、普段の学生生活では感じることの出来ない達成感や充実感を得るとともに、改めてスポーツの素晴らしさを実感することが出来ました。この大会が、1人でも多くの子どもたちにとって、環境問題に興味を持って行動するきっかけに、そしてバスケットボールをより好きになるきっかけになっていたら、インターンとして何よりも嬉しいです。

岸本洋汰
 日本代表の活躍もあり、多くの人がFIBA バスケットボールワールドカップ 2023 を楽しんでくれたことが何よりも嬉しいです。大会は終わってしまいましたが、皆さんには、豊かな地球環境を守っていこうとする意識を持ち、小さなことでいいので環境に優しい行動をこれからも取り続けてほしいと思います。

中戸川紗理
 学生ながらもこのような素晴らしい国際大会に関わることができ、一日一日が本当に貴重で、学びの連続でした。そして、「スポーツは国を越える」これは見ている人だけではなく関わる全ての人に共通するものであると改めて実感することが出来ました。今大会から学んだ、挑戦することの大切さとそれに伴う努力を惜しまずにこれからもスポーツを通して社会に貢献できればと思います。

渡邊瑛
 世界的大会に携わる唯一無二の経験ができただけでなく、大会への注目度が日々高まる様子を実感できました。子どもたちがバスケットボールに熱中する姿、そして沖縄アリーナで世界最高峰のプレーに人々が熱狂する姿は、まさに「スポーツの素晴らしさ」を再認識させてくれました。このインターンを通して何事にも代えがたい貴重な体験が出来たことに感謝し、培った経験を元に今後はスポーツの世界で活躍できる人材になりたいと思います。

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